株式会社 長野こまち 長野県をもっと豊かに、もっと楽しく

Working

何となくでも、分かるまで、1000日は必要なのかもしれない。

販売部・風間由紀

今から約5年前、毎日ただフツウに過ぎていくフツウの仕事をしていた私に、「やってみないか」とボスに声をかけてもらいこの仕事を始めた。私が配属された販売部は、全社員が心をこめて作り上げた1冊が、より多くの読者の手もとに届くために「本を売る」ことはもちろん、流通の手配、販売状況の管理・把握、在庫の管理、請求、入金管理など様々な業務があり、ひとつとして欠かすことができないものが、責任として一気に押し寄せてきた。入社した1年はひとつの業務が点、1日が点、という感じで、なぜ、今これをやっているのか原理原則もわからず、ひたすら仕事を覚えること、手順を覚えることに必死だったように思う。

見てくれているひとがいるからこそ頑張れる

ちょうど1年過ぎた入社日と同じ日に、ボスに「おかげさまで入社して何とか1年頑張ることができました」とあいさつした。その時、「そんなことを言ってくれるなんて嬉しいよ、これからもヨロシク!」と言ってくれた。ボスからもらった短くてグッとくるこのひとことで、不安な気持ちが続いてた毎日から、心がポジティブな方向に変わって行ったように思う。不思議なもので、プラス思考になると、少しずつではあるが視野が広がり、自社媒体のことで精一杯だった自分が、書店で見つけた新刊を買って会社に帰り編集者に渡したり、移動中に気になる看板、広告を見かければ、即携帯で撮影して営業マンと情報共有したりと、社内でのコミュニケーションが増え、取引先との情報交換も、「どうしたらもっと売れるのか」を、より具体的に踏み込んで話ができるようになった。

続けることでその先に何かがある

1300年間でたったふたりしか達成していない、7年かけて行う千日回峰行という僧侶の荒行を聞いたことがある。千日続けてやっと何かが見えてくる。入社して5年、何となくでも、分かるまで、1000日は必要なのかもしれない。7年目の入社日と同じ日に何が見えているのか、縁の下の力持ちの販売部員としてキャリアを積み重ねていきたい。